経歴

【中東で働くって実際どうなの?】海外で働いて得た3つの重要な学び

皆さま、こんにちは。Yoshikoです♪

私は中東をベースとしたエアラインで2年半ほど働いてきました。また、日本の会社での経験も加えると、10年以上の経験がございます。

今回は、その中で見えた「海外で働いてみて気がついた3つの重要な学び」についてお話ししたいと思います。

日本の基準が世界の基準ではない

様々な価値観を知ることができ、自分の意見も言えるようになる

 日本では明文化されていない、暗黙のルールのようなものが本当に多いですよね。

私は海外で生活してみて、「やはり日本って生活しやすいな!」と思った派なので、それはそれで、とても良いものだと思っています。

 ただ、日本で「当たり前」のことは、海外では全く当たり前ではない、というのは一番の学びでした。

 例えば、私が働いていた会社ではメイクに使っていい色もとても細かく決まっていました。オレンジ系やパープル系はNG、逆に、日本の接客業ではNGとされやすい真っ赤なネイルやフレンチネイルなどはOK(←意外ですよね!)等。

 日本の企業だけなら、そこまで明文化しなくても暗黙のルールがあると思いますが、例えばアフリカやインド等では、ふくよかな方が「それだけ食べることができる→裕福な象徴」であって、良しとされていたり、お尻のボリュームのある子がモテる(お尻の整形などをしているクルーもいました!)など、美ということ一つをとっても様々な価値観があるなと痛感しました。

文化の差にびっくり!

 更に驚いたこととしては、パンにつけるバターをハンドクリームやリップクリーム代わりにするインドのクルーがいたこと!

「確かにシアバターっていうけど、ベタベタしないのかな?」と思ったのですが、「それはしなくない?」と思うことって、実は自分なりの基準でしかないな、と思いました。

 私が日本の企業で働く海外の方にお伝えするとき、海外の方と心地よく働くために、「なぜそう思うのか」「なぜそうしなければいけないのか」の理由をはっきりと伝えるように伝えています。その時に、お相手が「どうしてそう思うのか」を聞くと、とっても面白い答えが返ってきたりして、自分の価値観が広がる機会にもなっています。

「持っていない」ものにフォーカスしがち

 社会や周囲への感謝の気持ちを再発見する

 中東ではっきりと自覚したのは、「日本人である」というだけで、世界的には「持っている」ものが多いほうだなぁということ。また、そう見られているということです。

 会社で最初に指定された「最小携行品」以外にも、私たち日本人クルーはいろんな物を持っていっていました。(最低でもパソコン💻)ですが、中には、自分が信じている宗教の祭壇以外、ほぼ何も買えなかった…というクルーや、基本給以外は母国に送金する…というクルーも少なくなかったです。

 訓練同期が、そのような中でも英語ができなかった私の面倒を見てくれ、「お腹減ってない?何か食べる?」と気遣ってくれたこと。それは今も私の心にとても残っています。

 私たちは、人と比べて「持っていない」ものにフォーカスしがちですが、この時、「持っているものにフォーカス」し、「与える心」を大切にしている彼女にとても感銘を受けました。

 まだまだ、人と比べて持っていないものにフォーカスしてしまいがちですが、その方ならではの「良さ」や、「持ってるもの」を見ることの大切さや、周囲への感謝をとても感じました。

日本にいたら見ることができなかった光景が目の前に広がる!

本当にいろんな国に行ける!

 私が働いていた当時は、150都市以上に就航都市がありました。

毎月色々な国に行くことができ、本当に目の前に広がる世界が毎月、毎週、毎日変化していました。

 例えば、アフリカに宿泊する時には、空港からホテルまでの送迎車には必ず前後に護送車がつきます。安全のため、リアルに使える銃を持った警備の方が送迎してくださいました。

 また、アジアのホテルには天蓋付きのベッドがあったり(これは、蚊を避けるため。本当に蚊が寄って来るので、本当に助かります)本当に様々な光景を目にしました。

 他にも、中東ということもあり、イスラム教の聖地巡礼の方もいらっしゃるのですが、聖地に着く前に、男性は、貧富の差を出さないため真っ白のバスタオル2枚に着替えられます。1枚を仏教の僧のように肩からかけて胸を隠し、もう1枚を腰に巻くというスタイル。

 このお着替えを機内でなさる方もいるのですが、お手洗いをシャワー室のように使われるため、お手洗いが水浸しに(涙)もちろん、私たちで掃除します。

 このようなことは、現地に行く前には想像もしなかった経験で、まさに「日本にいるだけでは味わえなかった濃密な2年半だったな」と思います。

 ですので、機会があって、行ってみたい方はぜひトライしていただきたいです。

そのような想いのある方はぜひ、サポートさせていただきたいと思っています。

 また、日本にこれから働きにいらっしゃる方にも、私が海外で感じた心細さをなるべく感じさせず、日本という国の良さを感じていただけるように、これからサポートできたらと思っております。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

長くなりましたが、今回は「海外で働いてみて気がついた3つの重要な学び」についてお伝えしました。

①日本の基準が世界の基準ではない

・様々な価値観を知ることができ、自分の意見も言えるようになる

・文化の差にびっくり!

②「持っていない」ものにフォーカスしがち

・社会や周囲への感謝の気持ちを再発見する

③日本にいたら見ることができなかった光景が目の前に広がる!

本当にいろんな国に行ける!

皆さまも、共感やコメントなどございましたら、コメント欄などでぜひお教えください✨